システム運用管理者の徒然日記

日々勉強、日々仲間に助けられ、何とか過ごしております。

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2014年10月

システムログに、イベントID:106 または イベントID:107 が出力

Windows Server 2003 ベースの OS で、イベントID:106 または イベントID:107 が出力される事があります。
(※原因は、CPU の動作異常に因るもの)

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イベント ID : 106
ソース : WMIxWDM
説明 : 報告されたマシン チェック イベントは、修正されたエラーです。
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イベント ID : 107
ソース : WMIxWDM
説明 : 報告されたマシン チェック イベントは致命的なエラーです。
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Windows Server 2003 のサポートは2015年7月15日で切れるので、(リースで購入している企業が大半だと思いますので)リース替えをお勧めしますが、イベントID:106 については短時間に複数回出力されてなければ様子見で問題ありません。
(イベントの説明から見ても、修正済みの為。)

ただし、イベントID:107 については、CPU に不具合が発生している状況である為、即時対応する必要があると思います。


■Windows Server 2003 ベースのコンピュータで、システム ログにイベント ID 106 および 107 がログ出力されることがある
http://support2.microsoft.com/kb/889249/ja

■MICROSOFT WINDOWS イベントID 106 エラーが表示される - THINKSERVER
http://support.lenovo.com/jp/ja/documents/ht004103


空き時間情報データベースの再作成

カレンダーやスケジュールにて、削除したはずの予定が残っていたする場合は、[空き時間情報] データベースである "busytime.nsf" に不整合が生じている可能性がある為、再作成する必要があります。

ただし、単に情報が更新されていない場合も考えられる為、以下のコマンドを実行して [空き時間情報] データベースが更新されるか確認し、更新されない場合は再作成してください。

 ・tell Sched validate
 ・tell RnRMgr validate

また、単一ユーザーのみで不整合が発生している場合は、クライアント固有の問題が考えられる為、以下の処置を実施してから再作成した方が良いと思います。

 ・キャッシュのクリア
 ・メールDBの修復
 ・メールDBの設計の置換

なお、空き時間情報データベースは、全ユーザーのメールDBから空き時間情報を再収集するものである為、入力済みの予定がなくなる事は、基本的にありません。


<再作成手順>
1、以下のコマンドを実行し、空き時間情報データベース関連のサービスいを終了する。

 tell sched q
 tell calconn q
 tell RnRMgr q  (Lotus Domino 7.x 以降の場合)

2、該当のデータベースがロックされている可能性がある為、以下のコマンドを実行。

 dbcache flush

3、Data ディレクトリ内の "busytime.nsf" をリネームする。
  例)busytime.old

4、以下のコマンドを実行し、空き時間情報データベース関連のサービスを開始する。
  ※コマンド実行時に、"busytime.nsf" が再作成されます。

 load sched
 load calconn
 load RnRMgr  (Lotus Domino 7.x 以降の場合)

※クラスタ環境(clubusy.nsf)の場合は、上記 1、~ 3、 までをすべてのサーバーで実施した後、すべてのサーバーでサービスを開始(4、を実施)します。

■(参考)Lotus Domino サーバーで Busytime.nsf または Clubusy.nsf ファイルを再作成する方法
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21463475


<参考情報>

■sched
サーバータスク : Schedule Manager
すべてのユーザーカレンダーアクティビティを処理し、空き時間情報データベースを更新します。

■calconn
サーバータスク : Calendar Connector
空き時間情報の一部で別サーバーの空き時間情報要求を処理します。

■RnRMgr
サーバータスク : Rooms and Resources Manager
会議召集、スケジュール変更、取り消しなど、すべての会議室およびリソースアクティビティを処理し、空き時間情報データベースを更新します。



Domino Admin での詳細メニューの表示

Domino Administrator 8.x より、[詳細メニューの表示] 項目が追加になりました。
(※8.x 以降は、アイコンやプログラム名が Domino Admin と表示。)

Domino Admin の場合は、この項目はデフォルトで有効化されていたと思いますが、有効化されていないと 「設計の置換」 等の一部項目が非表示になり、実施できなくなります。

[詳細メニューの表示] の有効化は、以下手順より実施します。

● [ユーザーとグループ] タブをクリックし、左ペインより [Domino ディレクトリ] - [%ドメイン名%'s Directory] 配下の項目("ユーザー" や "グループ")をクリックして、[メニューバー] - [表示] - [詳細メニューの表示] をクリック。

● [設定] タブをクリックし、左ペインの大項目を展開後、展開内の項目をクリックして [メニューバー] - [表示] - [詳細メニューの表示] をクリック。

※上記の項目をクリックしなければ、[メニューバー] に [表示] メニューが出現しません。


【関連エントリ】
Notes クライアントで一部のメニューが表示されない

Notes クライアントで一部のメニューが表示されない

Notes 8.x 以上のクライアントを使用する際、"詳細なメニューの表示" を有効化していないと 「設計の置換」 等の一部メニューが非表示になっている為、以下手順にて有効化する必要があります。

Notes のワークスペースより、[メニューバー] - [表示] - [詳細なメニューの表示] をクリック

■Lotus Notes 8 において一部のメニューが表示されない
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21463269


【関連エントリ】
Domino Admin での詳細メニューの表示

個人アドレス帳の作成方法

Notes をインストールした際、デフォルトでnames.nsf が作成されアプリケーションが使用できる様になります。
(※names.nsf が無いと Notes が起動しません)

運用によっては、個人アドレス帳を複数保持する場合も考えられる為、作成手順を以下に記載いたします。


1. Notes を起動し、[ファイル] - [アプリケーション] - [作成] をクリック。
2. 「アプリケーションの作成」 画面が表示される為、以下の通り選択し、[OK] をクリックし、個人アドレス帳を作成。
 ・場所の指定
  サーバー: Local
  データベース名: 任意
  ファイル名: 任意 (拡張子 ".nsf" )
 ・テンプレートの指定
  サーバー: Local
  テンプレート: 個人アドレス帳 ( "pernames.ntf" )
3. [ファイル] - [プリファレンス] をクリック。
4. [メール] - [送信と受信] を展開し、「個人アドレス帳」 項目に、作成した個人アドレス帳を追加。
  例) names.nsf, names2.nsf


なお、Notes 8.5 より names.nsf 以外の個人アドレス帳を作成して運用する事は、IBM社にて推奨されていない様です。

■Lotus Notes Travelerでの二次アドレス帳利用について
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=jpn1J1009081

Notes.ini パラメータで二次アドレス帳を指定することは、現在は推奨されておらず、8.5のヘルプにも記載されていません。


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