システム運用管理者の徒然日記

日々勉強、日々仲間に助けられ、何とか過ごしております。

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2020年12月

CentOS 7.x から Windows10 へのリモートデスクトップ接続方法

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<2022/05/01 追記>
CentOS 7.x への接続設定は、以下の記事をご参照ください。

■ CentOS 7.x へリモートデスクトップ接続を行う方法
https://takeanote.blog.jp/archives/1079571847.html
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rdesktopを使ってCentOS7.xよりWin10へのリモートデスクトップ接続を行おうとしたところ、以下の認証エラーで接続不可のため、FreeRDPにて対応しました。

Failed to connect, CredSSP required by server.


■ 環境
 接続元PC:CentOS 7.9(ベース環境:GNOME Desktop)
 接続先PC:Windows 10(リモートデスクトップ接続許可)

■ インストール方法
 # yum -y install freerdp

■ 接続方法
 # xfreerdp /f /u:<ユーザー名> /p:<パスワード> /v:<接続先IPアドレス>:<ポート番号>

  ※ /f は、フルスクリーン表示。

CentOS 7.x 側でデスクトップ等に .sh の実行ファイルを作成した場合は、以下の手順にてファイル動作の設定を変更する必要あり。

1, 「アプリケーション」-「アクセサリ」-「ファイル」をクリック。
2,  画面上部メニューで表示された「ファイル」をクリックし「設定」をクリック。
3, 「動作」タブより、「実行可能なテキストファイル」を「実行する」に設定。



なお、rdesktop-1.9.0 は、libXcursor関連のパッケージがインストールされているにも関わらず、コンパイルした際に libXcursor を要求されて失敗します。

# ./configure --disable-credssp --prefix=/usr

 :

configure: WARNING: pkg-config not available, cannot check for xrandr
configure: WARNING: pkg-config not available, cannot check for xcursor

rdesktop requires libXcursor, install the dependancy

rdesktop-1.8.6 では、上記パラメータ指定でコンパイルおよびインストールは可能ですが、冒頭に記載した通り、RDP接続時に認証エラーが発生します。
「--disable-credssp」を指定しない場合、「libgssglue」パッケージを要求されますが、yum ではパッケージが利用できないとのことでインストール不可。

Webからrpmパッケージを持ってくれば対応できそうですが、色々面倒なので FreeRDP を利用する方が簡単に解決します。


以上。

Windows10でのブリッジ接続

検証用としてESXiを構築したが、LAN線が届かず、他PCからの接続させるためにメインPCの無線LANへブリッジ接続を行った際の備忘録。

■ Point
 1) IP ルーティングの有効化
 2) ネットワークブリッジへの静的IPの割当て

■ 接続構成
 ESXi 6.7
   ↓
  <有線>
   ↓
 メインPC
   ↓
  <無線>
   ↓
 ルーター
   ↓
  <Internet>


・1) IP ルーティングの有効化

regedit にて、以下のキーを有効化し、設定反映のためにPCを再起動する。

 -------------------------
 キーの場所 :HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\Tcpip\Parameters
 名前 :IPEnableRouter
 種類 :REG_DWORD
 既定値 :0x00000000(0)
 設定値 :0x00000001(1)
 -------------------------

コマンドプロンプトより「ipconfig /all」を実行し、「Windows IP 構成」の「IP ルーティング有効」項目が「有効」になっていることを確認。


・2) ネットワークブリッジへの静的IPの割当て

「ネットワークと共有センター」より「ネットワーク接続」を開き、対象のネットワークデバイスを選択し(今回の環境では、WiFiとイーサネット)、右クリック→「ブリッジ接続」をクリック。

作成されたネットワークブリッジを右クリックし、「プロパティ」から静的IPアドレスを付与。
※ もともと、WiFiに付与していた静的IPアドレスの設定でOK。


<2021/02/06 追記>
・無線LANの場合は、 作成したネットワークブリッジにSSIDが付与されていることを確認。
 → 接続確立する前に設定変更等を行うとうまく行かない。
 → 静的IPに変更後、SSIDの付与が外れている場合はGW等のネットワーク設定が変更されている場合があるので、プロパティからIP設定部分を再度確認。
・Hyper-V や VMnet などの仮想スイッチが登録されている場合、設定が有効になってルーティンがおかしくなる場合があるので、無効に変更する。


以上
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